インド洋津波犠牲者十一周年法要慰霊祭のご報告


一般社団法人プラジャ(以下、PLAJA)では、2015年12月26日にインド洋津波犠牲者十一周年法要慰霊祭式典を主催致しました。

以下に、ご挨拶文を掲載いたします。

一般社団法人プラジャ 菅家 弘道 理事長
本日は年末でお忙しいところご参列いただきまして誠にありがとうございます私 社団法人プラジャの菅家と申します。

この慰霊祭も昨年10周年を終えて一区切りついたのですがプラジャといたしましては自然災害が二度と起こらないでほしい 津波被害も風化させてはならないとプラジャの創意をもって 今後も続けていこうと考えています。
また 今年も日本から日本仏教界 日蓮宗の皆様の格別のご協力を頂きました 社団法人プラジャを代表して この場を借りてお礼申し上げます。

そして来年は13回忌を迎えるわけですが 皆様とこの場でまたお会いできることを願ってやみません。
是非 来年も ご参列くださいませ。再度 本日はご参列ありがとうございました。
皆様のご多幸をお祈り申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。

在タイ日本国大使館 一等書記官兼領事 松田 耕二様
2004年12月26日に発生したスマトラ沖大地震によるインド洋津波によって、犠牲となられたすべての方々に改めて深い哀悼の意を表するとともに、本日、慰霊祭に参列されておられるご遺族等関係者の方々に心からお見舞いを申し上げます。

また、犠牲になられた方々の霊を慰めるため、ここカマラ・ビーチに建立されました慰霊之碑の維持管理に務められ、本日の十一周年法要慰霊祭実施にご尽力された菅家理事長を始めとするプラジャ会員の皆様に大使館としても感謝申し上げますとともに、2005年の慰霊碑建立にご尽力されたプーケット日本人会を始めとするプーケット在住の日本人の方々、長年に亘り敷地を提供していただいているカマラ・ビーチ・リゾートに対しましても、改めて深い感謝の気持ちを表したいと思います。

11年前のインド洋津波は、未曾有の惨禍をもたらし、多くの人々の尊い命を奪いました。その中には、タイ大使館で勤務していた我々の同僚も含まれています。
今、慰霊碑の前に立ち、亡くなられた方の無念さ、残されたご遺族の深い悲しみと辛さを思うと、胸に迫るものがあります。

災害は、一瞬にして人々の命を奪い、また生存者をも苦しめるものである上に経済・社会インフラも一瞬にして破壊するなど、個人と社会に対する大きな脅威です。
皆様もご承知かと思われますが、今年仙台でタイのプラユット首相も参加し第3回国連防災会議が開催されました。同会議におきまして、我が国は防災面での国際社会への貢献を更に推し進めるため、「仙台防災協力イニシアティブ」を発表し、各国の防災・復興に携わる人材の育成、災害に強いインフラの整備等への協力を強化してくことを表明しました。
今後、我が国、そしてタイを含む各国の防災への取り組みが実を結び、災害による犠牲者が少しでも減ることを願って止みません。

最後に、改めて津波の犠牲となられた方々の御霊安らかなれとお祈り申し上げるとともに、アンダマン海の真珠と称されるこの美しいプーケット島が益々発展するよう祈念致しまして、挨拶とさせていただきます。

プーケット日本人会 西岡 史雄 様
毎年12月の末には、プーケットで商売をやっている人たちは、「今シーズンは、いくら稼げるか・・・」とか、「これだけ儲けるぞ!」とか、そういうことが、まず頭を過ぎります。華やかなリゾート地のプーケットですが、本当に忙しい時期は、12月の末から3月上旬までのわずか2ヶ月半で、その間に1年分稼がなくてはなりません。プレッシャーを感じて、緊張感にあふれ、始まったばかりのハイシーズンを何とか無難に乗り越えたい、とみなさん考えておられることでしょう。それは11年前も同じでした。

ところが、あの津波を経験した後は、そういったギラギラした目標とは別に、客観的に状況をみつめ、今後の流れを冷静にシュミレーションしている自分に気付くことがあります。何事もなく順調に稼げればいいし、想定外の事態が起こって期待はずれのシーズンに終わったとしても、そのときは仕方ない、と適度に肩の力が抜けている状態です。経営目標達成にために努力するのは当然ですが、その結果、得られたものを、いいときも、悪いときも、ありがたく受け止める・・・、少し年をとったのかもしれませんが、そんな自然体の自分がいるわけです。

私の家はカマラビーチのとなりにあるパトンのビーチから100メートルほどの距離にありまして、津波でも大きな被害を受けました。当日は、迫り来る波を自宅の屋上から眺めながら、「とんでもない事が起こってしまった・・・」と思ったものでしたが、ここ数年、世の中がだんだんと荒んできまして、様々な事件や事故、犯罪などのニュースを見るに付け、そのとき感じた「とんでもなさ」に、ある種の救いがあったことに気付かされます。大惨事として記憶に残るインド洋津波ですが、つまるところ自然現象ですから、誰を恨むわけにもいきません。しかし、人間が絡む話では、そういわけにもいかないことが多いように思われますし、ひとつ間違えれば、あのとき津波で受けた以上の衝撃や、苦痛というものは、いたるところに潜んでいるようにも感じます。

そういったことも含めて、普段はついつい忘れがちになる謙虚な気持ちを、1年に1度思い出させてくれる場、というのが、この慰霊祭だと個人的には考えています。この場を提供くださったプラジャのみなさま、関係各位のみなさまのご努力に、改めて感謝申し上げます。

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